こんな疑問を解決します。
土地って保有するだけでも『固定資産税1.4%』と『都市計画税(都市計画区域のみ)0.3%』が掛かって、例えば時価100万円の土地であれば『100万円×70%×1.4%=9,800円』+『100万円×70%×0.3%=2,100円』=10,900円の税金を毎年支払うことになります。
なので、未活用の土地は副業のために活用して、支払う税金よりも稼ぐようにしないと非常にもったいないわけです。
また、土地活用と言えば真っ先に『不動産関係』が思い浮かぶと思いますが、例えば『アパート経営』などは副業としては少し規模が大きく、初期費用を回収するのにも十年以上掛かるものが多かったりします。
ただ、土地活用にも初期費用のほとんど掛からない『ノーリスクローリターン』の副業が結構あり、初期費用0円でできるものもあります。
なので、今回は『所有する土地を活用してほぼノーリスクでラクに稼げる副業5選』を紹介・解説していきます。
所有する土地を活用してほぼノーリスクでラクに稼げる副業5選
所有する土地を活用してほぼノーリスクでラクに稼げる副業は以下の5つです。
- 土地信託
- 月極駐車場
- 太陽光発電
- 自動販売機設置
- コインパーキング
これらを個別に解説していきます。
土地信託
土地信託とは、土地の所有者が信託銀行に土地を貸し出して、信託銀行がその土地を利用した事業で得た利益からいろいろと差し引いた配当金を受け取ることができるビジネスです。
ちなみに土地の所有権は一時的に信託銀行に移転しますが、信託期間終了後(一般的に10年以上)に戻ります。
仮に貸した土地で賃貸マンション経営を行った場合、『配当金=家賃収入ー運営コストー信託報酬』となり、以下のような年間での配当金計算が出来ます。
家賃収入2,000万円ー運営コスト800万円(固定資産税など含む)ー信託報酬200万円(家賃収入の10%と仮定)=年間の配当金1,000万円
あくまでも目安なので、参考程度に。
基本的に土地を貸すだけなので初期費用等を支払う必要はありませんが、万が一事業の利益が全くでないといった事態となっても、信託銀行と契約した分の信託報酬を信託銀行に支払う必要性があるので、場合によっては赤字になることもあります。
これは契約内容で変わるので、よく確認しておきましょう。
また、最低でも約330㎡は必要と言われています。
月極駐車場
月極駐車場は、自分の所有する土地を不動産会社などに貸し出して、月極駐車場を運営してもらい、駐車場の運営利益から不動産会社に支払う管理手数料を差し引いた報酬を受け取ることができるビジネスです。
例えば、不動産会社に支払う管理手数料=5~10%が相場なので、1台=月10,000円と仮定すると5台で50,000円ー5,000円(手数料10%として)=45,000円が見込み月収となります。
土地を不動産会社へ貸すだけなので初期費用等は不要ですが、最低でも12.5㎡(車1台分の駐車スペース)は必要と言われています。
太陽光発電
太陽光発電は、自分の所有する土地を不動産会社などに貸し出して、太陽光パネルを設置してもらい、1㎡当り150円程度(相場)の地代を報酬として受け取ることができるビジネスです。
例えば200㎡の土地を貸し出す場合、見込み年収3万円ほどとなります。
土地を不動産会社へ貸すだけなので初期費用等は不要ですが、最低200㎡は必要と言われています。
自動販売機設置
自動販売機設置は、自動販売機の管理会社に土地を貸し、その土地に設置した自動販売機の売り上げの約20%を土地代として受け取ることができるビジネスです。
例えば月の販売本数=500本で1本=100円とすると、月の売上げ=5万円×20%=土地代1万円が見込み月収となります。ただ、電気代は自腹なので1万円ー約3,000円(省電力タイプ)=7,000円が実質的な見込み月収となります。
土地を管理会社へ貸すだけなので初期費用等は不要ですが、少なくとも3㎡は必要と思われます。
コインパーキング
コインパーキングの経営はいくつか方法がありますが、副業としてやるのであれば『一括借り上げ方式』が一番低リスクでよく利用されてます。
一括借り上げ方式とは?
自分が所有する土地をコインパーキングの運営会社に貸し、毎月一定の賃料を受け取る経営スタイルのことです。土地を所有していれば初期費用は0円で済みます。
見込み収入については、契約した運営会社との契約内容によって変わってきますが、仮に賃料をコインパーキング1台=1万円とした場合、10台分所持していれば毎月10万円を受け取ることができます。
ただ、売り上げが少ない月が続く場合には賃料の価格交渉をされて収入が減る場合もあるため、必ずしも毎月一定収入を得られるわけではありません。
土地を不動産会社へ貸すだけなので初期費用等は不要ですが、最低でも12.5㎡(車1台分の駐車スペース)は必要と言われています。
また、コインパーキングでの土地活用には別の方法もあって、『空きスペース、空き駐車場が副収入になる「特P」』でもできます。
スマホで駐車場として登録するだけで、利用者が駐車した分を報酬として受け取ることができるサービスです。
詳細は『所有する駐車場・空きスペースを活用したスマホ完結でできる副業』で、実績を含めて解説しています。
完全な不労所得にもなる
今回紹介した土地活用の副業は、全て管理会社・不動産会社などに運営・管理をお任せするものなので、利益が出続ける限り完全なる不労所得となります。